セクシャルヘルスについて

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避妊について

性行為を経験していて、特にあなたが若くて妊娠を望んでいないなら、避妊をすることは必要です。それは男性においても同じです。避妊法を用いて妊娠を予防しても100%有効ではありません(たとえ完璧に使用していても!)が、避妊をしないと、性関係のある100カップル中の85カップルは一年目に妊娠を経験するだろうと予測されています。(Trussell, 2011)

避妊は、様々な方法の中から選ぶことができ、人によって適した方法は違います。しかし、コンドームだけが性感染症と妊娠の両方を防ぐことができる避妊法であることは覚えておきましょう。

日本で一般的に使われていている方法は、

抜去法(膣外射精)

射精の前に、膣からペニスを抜く方法です。この方法は、興奮している時、射精の前に分泌される体液の中に精子が含まれているかもしれないため、信頼できる方法ではありません。さらに、射精を止められなくなるタイミングを知るための自己コントロールと経験が必要です。実際、主要な保健機関では、避妊方法として考えられておらず、失敗することが多いためおすすめできません。

妊娠しやすい時期を意識することに基づく方法

基礎体温方法、オギノ法(リズム法)のようにいくつかの方法があります。この方法は、月経周期の間の体の変化に基づくもので、月経周期の長さと排卵による体の症状を合わせることによって、周期中の妊娠しやすい時期を特定していきます。しかし、妊娠しやすい時期を意識することは、特に若い女性にとっては、妊娠の予防のためには良い方法とは言えません。なぜなら、若い女性の多くが、まだ月経周期が定まっておらず(この方法とっては重要!)、月経周期のもととなるホルモンの状況は、疲れ、ストレス(試合や試験なども含む)、病気(膣感染症、風邪など)、薬、睡眠障害、旅行などの要因に影響されるからです。

男性用コンドーム

コンドームは、妊娠と性感染症を予防できる唯一の方法です。ただし、正しくそして性行為のときに毎回使用することが必要です。コンドームはドラッグストアやコンビニなどで買うことができます。使う前には、コンドームの使用方法を読んでおきましょう。

女性用コンドーム

女性に装着することによって、精子が子宮に入るのを防ぎます。女性用コンドームも性感染症の予防になります(安全な性行為)。日本では、インターネットで手に入れることができます。

殺精子剤

殺精子剤は、精子を動かなくしたり、殺したりするものです。性行為の前に膣の中に入れておきます。単独で使用したり、コンドームやダイアグラムと併せて使われたりします。ドラッグストアで手に入れることができ、ジェル、クリーム、錠剤など様々な形があります。殺精子剤は、初めは性感染症の予防になると思われていましたが、最近の研究で、殺精子剤の使用が膣や肛門に炎症を起こし、HIVを含む性感染症のリスクを高めることがわかりました。

ダイアグラム・ペッサリー

ダイアグラムは浅いカップの形で、性行為の前に膣の中に入れて子宮頚部をカバーします。性行為後、数時間はそのまま残しておくことが必要です。いろいろなサイズがありますが、処方箋がないと手に入れることはできません。

経口避妊薬

通常は「ピル」と言われているもので、2種類のホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)が含まれていて、体内のホルモンを適切なレベルに保つために、毎日同じ時間に服用する必要があります。すべての女性がピルを使用できるわけではなく、中には副作用を経験する人もいます。処方箋がないと購入はできません。

子宮内避妊具(IUD)

小さい器具を子宮内に入れてもらうので、医師の指示がないとできません。器具にもよりますが、2年から5年間子宮に入れておきます。通常は、また子供がいない方にはおすすめできません。

一般的な方法で一年目に妊娠をする可能性は?

2011年のアメリカの研究で、それぞれの方法を使用して一年目に妊娠する女性の割合は、次のとおりです。

避妊なし 85%
抜去法 22%
妊娠しやすい時期を意識することに基づく方法 24%
男性用コンドーム 18%
女性用コンドーム 21%
殺精子剤 28%
ダイアグラム(殺精子剤の併用) 12%
経口避妊薬(ピル) 9%
IUD 0.2%-0.8%

(出典:“Contraceptive failure in the United States”, Trussell, 2011)

緊急避妊法

「モーニングアフターピル」とも言われますが、ピルの服用を忘れた、性行為中にコンドームが破れた、予防なしで性行為を行った(性的暴行の被害者を含む)時に使われます。緊急避妊薬は性行為後72時間(3日間)以内に使われ、2011年に日本で処方せん薬として承認されました。
妊娠は70-90%防げますが、できるだけ早めに使う方が効果は高くなります。緊急避妊法は、特別な方法とするべきで、通常の避妊方法と置き換えることはできません。

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