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ゲイ・ストレート・アライアンス(Gay-Straight Alliance ;GSA)

ゲイ・ストレート・アライアンスは、セクシャル・マイノリティに属する人達にとって安全な場所を作るための1つの方法です。若者によるこうした団体は、日本の生徒達にとっては目新しいものかもしれません。そこでこの団体の活動について少しだけご紹介したいと思います。

ゲイ・ストレート・アライアンス(GSA)って何?

もともとアメリカの高校や大学で始まった、生徒達が運営するクラブです。クラブのメンバーは、異性愛の生徒(ストレート)はもちろん、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーや、現在自らの性的志向性に迷っている人達(LGBTQ)などの、いわゆるセクシャル・マイノリティの生徒達も一緒になって構成され、協力してこの団体を運営しています。他の学校のクラブと同じように、定期的なミーティングやイベントを行い、あらゆる人に対してオープンな団体です。

GSAの目的は何?

GSAが目指す最終的なゴールは、性的指向性・表現方法・アイデンティティに一切関わらず、あらゆる生徒にとってより良い学校の雰囲気を創造することであり、特にセクシャル・マイノリティへの差別行動をなくすことを目的としています。

GSAって聞いたことないけど、どんな風に始まったの?

最初のGSAは米国、マサチューセッツ州のコンコード・アカデミーという高校で創立されました。ゲイ・レズビアン・ストレート・エデュケーションネットワーク(GLSEN)のサイトによれば、最初のGSAは、1988年、あるストレートの生徒が、セクシャル・マイノリティに対するいじめやハラスメントを行う仲間達を教育するために立ち上げたとされています。

日本にもGSAはある?

私達が知る限り、日本の学校にはまだGSAはなく、日本国内に存在する唯一のGSAは、青森県三沢基地内にあるRobert D. Edgren High School内のものです。

他の国にもGSAはあるの?

ゲイ・レズビアン・ストレート・エデュケーションネットワーク(GLSEN)のサイトによれば、アメリカ国内には4000以上のGSAが存在します。また、カナダ・メキシコ・英国・オーストラリアにもGSAがあります。

何故GSAをつくるの?

GSAは、異なる性的指向性を持つ生徒同士が出会い、学び、協力して活動することで、同性愛などに対する嫌悪感をなくし、意識を高め、よりよい生活を送るための安全な場所を提供します。そしてその場所は単にセクシャル・マイノリティの生徒のためだけでなく、あらゆる生徒のためのものなのです。

他の先進諸国における研究では、GSAは学校の活動に影響を与え、セクシャル・マイノリティの生徒に対する学校の雰囲気改善に役立つ可能性があるということが明らかになっています。7000人を超えるLGBTの学生に関する研究の中で、Kosciwらは、米国におけるGSAの存在は同性愛者に対する嫌悪感を減らし、性的指向性や表現が原因で起こる迫害を減らし、学校の安全と団結を高めることを見出しました。またGSAの存在が、セクシャル・マイノリティの若者の自殺リスクを下げることと関連しているとする研究も、わずかですが存在しています。

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