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自傷行為(じしょうこうい)

自傷行為って何?

自傷行為とは、自分の意志で、自分の身体を傷つけることです。自傷行為は、気持ちが高ぶったり、悩みや混乱に追われることによって起こることが多いようです。計画的なこともあれば、突発的なこともあります。また、数回で済んだ人もいれば、常にしている人もいます。

なんでそんなことするの?

自傷行為はとても複雑な行動です。複数の目的・理由が絡み合っていることも少なくありません。命に及ぶこともありますが、必ずしも、自殺が目的ではありません。自傷行為をした人は、何の理由もなしに突如にしたわけではなく、何か大変な事情に苦しんでいることが多いです。その事情は人それぞれです。寂しさであったり、罪悪感であったり、または、好きな人から断られたことや、自分のセクシャリティに悩んだことも原因になりえます。
目的は様々だと言いましたが、以下のようなものがよくあります:

  • 辛い気持ちから脱出するため
  • 自分が自分の身体の主だと感じるため、あるいは、生きていることを感じるため
  • 虚しい気持ちから脱出するため
  • 閉じ込められた感情を外に出すため
  • 憂うつ、または、悩みを外にはき出すため
  • 自分を罰するため

よくあることなの?

思春期前の人にはまれですが、思春期に入るとその割合が高くなります。また、いくつかの研究によって男性よりも女性の方によくあることだといいます。また、国によって差がありますが、若者では約10人に1人が自傷行為をしたことがあると、様々な研究によって分かりました(その中、自殺が目的だという人もいます)。しかし、他人から分からない自傷行為もあり、自傷行為で自分の身体を傷づけてしまっても周りに助けを求めない人もいるので、実際の割合は「10人に1人」よりは高いと思われます。

2010年の調査によると、6,000人の中高生の中、3.5%の男子、10.4%の女子は自傷行為をしたことがあると分かりました。

自傷行為の様々な形

自傷行為は色々な形があります。自傷行為をする人の多くは複数の方法の自傷行為を使っています。

●よくある方法:

  • リストカット
  • マッチやタバコなどの熱いもので肌を焼く

●他にも:

  • 肌に言葉やシンボルを刻む
  • 噛む
  • 掻く
  • 肌に針を刺す
  • 髪の毛を引っ張る
  • 傷をさらに傷つける
  • 壁などに頭をぶつける
  • 殴る

止めないとダメ?

はい。自傷行為は息抜きになるかもしれないが、その効果は一時的で、長く続きません。しかも、した後に、辛いことを思い出したり、自傷行為によって生じた罪悪感・恥ずかしさに追われ、また自傷行為をしてしまうという悪循環に陥ります。また、自傷行為をすることによって、他のストレスの解放の方法を学ぶことができません。

リストカットなど、肌を切ると、一生の傷跡が出来てしまいます。また、切るときに、神経や腱を切ってしまうと、しびれ・衰弱になります。そして、自殺するつもりはなくても、一歩間違ったら命の保証はありません。イギリスの精神科医会によると、15年間の間、自傷行為をする100人のうち、3人は命を失ってしまうと推測されています。

どうすればいいの?

自分が信頼している人に打ちあけるのが良いでしょう。孤独感を解消することもできます。それによって、今の問題をよりはっきりと考えることもできるようになります。1人では見えないことも見えるようになることもあります。

メイヨー・クリニックという医療施設は自傷行為をやめるためのこつをいくつかあげています

  • 自傷行為を誘発するような気持ち・状況をよく知る
  • 孤独感を回避するために、自分のことをサポートしてくれる人と話す
  • 自分の感情をポジティブに表現することを学ぶ(例 スポーツ、アートなど)
  • アルコール・薬物を避ける
  • 自傷行為をサポートするウェブサイトを避ける

自傷行為は憂うつ・不安感・薬物使用に関連しています。メンタルヘルス専門家に相談するのもいいでしょう。
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自傷行為している人を助けよう

自分の友達が自傷行為していると知ると、ショックを受けたり、混乱したり、怖くなることがあります。なんでそんなことをするか、なかなか理解できないと感じてしまうこともあると思いますが、自傷行為をする人は何か企んでいるわけではありません。注目を集めたいわけでもありませんし、頭がおかしくもありません。死にたいわけもありません。助けたいときは、以下のようなことをすればいいでしょう:

  • 相手のことを勝手に判断して、決めつけたりしないことです。
  • サポートするのは良いが、何もかもしてあげることは良くありません。また、脅しや罰は逆効果なので、止めた方がいいです。
  • コミュニケーションをとることも大事です。本人の話をよく聞きましょう。
  • 短期間でやめられることではないので、サポートする人の忍耐が必要です。
  • 自傷行為について学んでおくのもいいです。本人の考えることをよりよく理解できるようになります。

傷の大きさ・深さは、心の辛さを表していません。傷が大きいほど重傷なわけではないのです。傷が小さくても、見えなくても、精神的負担が大きいこともあります。自傷行為は感染症、一生の傷跡、または、死にも繋がるので、真剣に扱わなければいけません。
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