メンタルヘルスについて

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いじめ

いじめって何?

日本の文部科学省は、いじめを次のように定義しています。

「いじめ」とは「当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的、物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの。」なお、起こった場所は学校の内外を問わない。

この定義では、いじめが起きる場所が学校の中であっても外であっても、とにかくいじめられた人の気持ちを一番に考えることを大切にしています。定義の中の、「一定の人間関係のある者」とは、同じ学校やクラス、また課外活動で一緒になる人達を含んでいます。

ここでいう「攻撃」とは、直接的な攻撃だけでなく、他の誰かによる心理的圧迫などによって苦痛を味わわされることも含みます。

いじめられている生徒、また誰かをいじめている生徒、そのどちらもが、深刻な問題をひきずっているのです。

“「いじめ」は、とてもつらいことです。「いじめ」は決して許されないことです。”

いじめの種類

いじめは様々な形で起こりますが、どれも人を傷つけるものです。

1.言葉によるいじめ:例えば次に挙げるようなことを言ったり、書き込んだりすること:

  • 悪口、中傷
  • (人を)馬鹿にして笑うこと
  • (人を)おどすこと
  • 同性愛に対する偏見
  • 適切でない性的表現

2.社会的ないじめ:その人の評判や人間関係を傷つけること、しかしこのタイプのいじめは気付かれにくく、いじめられている人の知らない所で行われます。
例えば、次のように:

  • その子をわざと仲間はずれにしたり、仲間から外すように他の子達をそそのかすこと。
  • その子と友達にならないよう、他の子達に命令すること。
  • その子に関する嘘や、根も葉もない噂を広めること。
  • 意地悪な物まねをすること。
  • 皆の前で、その子を困らせ恥をかかせるような意地悪な冗談をいうこと。

3.物理的ないじめ:誰かの身体を傷つけたり、持ち物を壊したりすること。
例えば:

  • 殴る / 蹴る / つねる
  • つばを吐きかける
  • その子の持ち物を取ったり壊したりする
  • 悪意のある不作法なジェスチャーをする

4.ネットによるいじめ:携帯電話やパソコンなど、電子機器を用いたいじめです。これらはソーシャルメディアサイトや、メッセージ、チャットやウェブサイトなどを通じてコミュニケーションの道具となっているからです。例えば:

  • 意地悪なテキストメッセージやメール
  • 噂をメールで送ったり、又はソーシャルメディアサイトに書き込むこと
  • 人に恥をかかせるような写真・ビデオ・ウェブサイトや、でたらめなプロフィールをアップすること

“あなたやあなたの友達が害のないいたずらだと思ってすることは、される側にとってもそうだとは限りません”

何故、人はいじめをするの?

人がいじめをする理由は沢山あります。いくつかの例としては;

  • 自分がしていることが悪いことだと全くわかっていない場合。
  • いじめることで自分が偉く、強くなったように感じている場合。いじめる人は常に自分が勝つとわかっている相手を選びます。
  • 周囲の皆の目を引きたい場合。いじめる人はその行動で目立つ、それが皆の注目を集めるよい方法だと考えています。しかしいじめはその人を意地悪にするだけです。
  • いじめる人は、その多くが自分自身も何かを恐れています。彼らは自分以外の誰かを怖がらせることで自分の気持ちを隠そうとする、又は自分がいじめることで、先にいじめられるのを避けようとしているのです。
  • いじめる人が、自分自身不機嫌で嫌な気分になっている場合。彼らは自分のそうした感情を他の誰かに八つ当たりするのです。
  • いじめる相手への嫉妬。これはいじめる人が他の人の感情を理解できない、又は他の人に感謝の気持ちを持てない場合に起こります。
  • いじめがその人自身の経験を通して学んだ振る舞いである場合。いじめる人は自分自身もまたいじめられているか、又は過去にいじめられた経験を持つこともよくあります。

いじめる人は、自分がしている行動がどれほど間違っていて、いじめられる側がどれだけいやな思いをしているかということを、ほとんどわかっていません。どれだけひどく他人に苦痛を与えたにしても、いじめている人自身もまた、助けを必要としているのです。
 もしいじめをやめることができなければ、最終的には法律を犯す=犯罪という結果になるかもしれません。

何故、私はいじめられているの?

いじめる側にも様々な理由がありますが、だからといって、いじめられていることはあなたのせいではありません。いじめる人はあなたにひどいことを言うでしょう、でもその人の言うことを信じてはいけません。彼らはあなたを傷つけ、自分の思い通りにしようとしています。実は、いじめる人の意地悪な言葉や行動は、いじめる人の人格の低さを、周囲の人に大声で知らせているようなものなのです。

いじめは深刻である

いじめはいじめられる人・いじめている人両方に対し、その後の人生にも長く続く影響を与えます。

  • 日本の学校で起きるいじめの報告数は増えています。2012年には、500人を超える生徒がいじめによって逮捕、拘留されています。
  • 2012年に報告されたいじめの総数のうち、384例が中学校、91例が高校、36例が小学校で起き、それらのうち126例が傷害事件となっています。

どうしたらいいの?

いじめられることは、恥をかかされ、怖くて、とてもつらいことです。
もし、あなたがいじめられているなら・・・

  • いじめる人に、やめるように言いましょう。
  • 中立的な言葉を使って、いじめ行動に対処しましょう。
  • もし言葉に出してはっきりいうのが難しくて、安全でないと感じるなら、その場を立ち去り、その後も近寄らないようにしましょう。
  • その場でいじめを止めてくれる大人を探しましょう。
  • 信頼できる大人と話しましょう。
  • いじめが起きそうな場所に近寄らないようにしましょう。
  • 大人や他の生徒の近くにいるようにしましょう。
  • 相談できる人があなたの周りに一人もいないときは・・・・・
    ここに連絡してみましょう。

もし誰か他の子がいじめられているのを見たら・・・

  • いじめを止めてくれる人に伝えましょう。
  • 信頼できる大人に伝えましょう、例えば先生、両親、その他あなたが信頼できる大人に。
  • いじめの聴衆にならない、いじめに加わらない、じっと座ってみるような傍観者にならないようにしましょう。じゃあ何ができるでしょうか?
  • その場の話題を変えることならできるかもしれません。
  • いじめられた人に、別の場で暖かく接することができるかもしれません。
  • いじめをしない、いじめが広がらない雰囲気を作ることができるかもしれません。
  • でもどうすることもできないときは・・・・・
    ここに連絡してみましょう。

ネットいじめから、自分自身を守りましょう

  • 投稿されたメッセージや画像に反応しない。
  • 証拠を残しておく。
  • 送信者をブロックし、消去する。
  • ネット上であなたを悲しませ、怖がらせるメッセージ等をみたら、信頼できる大人に話し、相談する。
  • 自分が投稿する内容に常に気をつけておくこと。誰かを傷つけ、恥をかかせるような内容を決してシェアしないこと、誰が誰に転送するかわかりません。
  • パスワードを秘密にしておくこと。
  • 自分のプライバシー設定をチェックしておくこと。自分がネット上に投稿した内容を誰が見るか考えておくこと。

もしあなたが、誰かをいじめているなら・・・

  • やめてください!それは人を傷つけることです。
  • 今自分がやっていることを、他の人の立場で考えてみて!
  • えば「もし私が○○君なら、どう感じるだろう?○○さんなら、どう感じあるだろう?」というように。
  • 助けやアドバイスが必要なら、誰か信頼できる人に話しましょう。
  • 誰かを傷つけなくてもリーダーになれる方法を考えましょう。例えばスポーツや、学校の部活動や地域の活動に参加してみるなど。いろんなチャンスがあるはずです。

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